現在現場では、前回お伝えしたとおりベントの基礎(杭基礎)工事を進めております。
下図のとおり、長さ5.5m~9.5mのH300を橋軸方向に2列、橋軸直角方向に6本建込みます。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh9IVOqmAxn9nqHnR6oRKeqheKTHAA5CQGLq8orcjz_GFQoCdPgNnNKDz1PlBNScyPYYQTnC_Uq_2BapbGTNvE7X93gvV0Zn8mZrSJSYxWQkfrH3542aq36k_-uVEafI5dM1qiwZN9w8wg/s640/%25E3%2583%2599%25E3%2583%25B3%25E3%2583%2588%25E5%259B%25B32.jpg) |
ベント図 |
杭工事は、BH工法で行ってます。BH工法とは、Boring Hole工法の略称で強力な動力を持つボーリングマシンを使用し、ボーリングロッドの先端に取付たビットを回転させて、ノーケーシングで掘削する工法です。掘削終了後はスライム処理を行い、既成の杭の建込みを行うことが出来ます。既存の杭掘削工法の中で、最もコンパクト性に優れた工法といえます。BH工法の特徴は、
1.施工機械が小型なため、狭小な敷地での施工が可能であること。
2.高架下や屋内など、作業高さが低い場合でも施工が可能であること。
3.進入道路が狭い場合でも、軽量で小型であるため、搬入出が容易に行える。
4.マシンの組立、解体に重機を必要としない。
5.施工時の騒音、振動がきわめて低レベルである。
等があげられますが、今回は1と3の理由で採用しています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgnQjB97NRle_FeosDrQh1vR7LlQ_WHH546uf4jTEbAVwTVV4IIvDtIY6ec1zo5xe-7R3JgjC3pRSPbnmUqRrDPssJgskuLmGPGW3DNAxKTC-zgo9Tw8nv0YYD76tZr28zTCVVXZDOrkJA/s640/image19.jpg) |
BH工法(大口径ボーリング協会HPより) |
現場では、BH工法により現地盤から2~3m+支持地盤から2m以上を掘削し、既成のH300を建込み、支持地盤まではモルタル注入して固定し、現地盤までは砂を埋め戻して施工しております。
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掘削状況 |
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEitWY4pZVb47x0OYcNMzJg9CK1cXsl2xfUt3oWhN5wT4fkvsPbJdDBpDC_2QunfbX_N5bg0LUQmpx4QzDdOpOwgDGHxw5dZ250Zt3dnHgsREwHxbYHs35w9OKIyNLrdVtAIBdRpsiOv1rs/s640/PC080049.JPG) |
H300建込 |
杭基礎工事は、今週一杯で終わる予定です。