2016年12月28日水曜日

ベント組立

現在、現場ではベントの組立を行ってます。
B1ベント
高所作業を出来るだけ少なくするために、ある程度の大きさに陸上で組立てた後、クレーンで吊って所定の位置に組立てていきます。
ベント組立中
B2ベント
現場の年内作業は、今日で仕事納めです。少し時間が空くので念入りに現場内を整理整頓して終了です。年明けは1月6日から仕事始めです。
皆さん良いお年を!!

2016年12月23日金曜日

ベント基礎工事 完了

前回お伝えした杭基礎工事も完了しました。
杭どおしを橋軸方向に水平材で固定し、残った杭を全て同じ高さに切断し、杭頭処理します。
杭頭処理前
ガス切断状況
杭頭処理完了
今後は、この上にベントを組立てます。

2016年12月12日月曜日

杭基礎工事

現在現場では、前回お伝えしたとおりベントの基礎(杭基礎)工事を進めております。
下図のとおり、長さ5.5m~9.5mのH300を橋軸方向に2列、橋軸直角方向に6本建込みます。
ベント図
杭工事は、BH工法で行ってます。BH工法とは、Boring Hole工法の略称で強力な動力を持つボーリングマシンを使用し、ボーリングロッドの先端に取付たビットを回転させて、ノーケーシングで掘削する工法です。掘削終了後はスライム処理を行い、既成の杭の建込みを行うことが出来ます。既存の杭掘削工法の中で、最もコンパクト性に優れた工法といえます。BH工法の特徴は、
 1.施工機械が小型なため、狭小な敷地での施工が可能であること。
 2.高架下や屋内など、作業高さが低い場合でも施工が可能であること。
 3.進入道路が狭い場合でも、軽量で小型であるため、搬入出が容易に行える。
 4.マシンの組立、解体に重機を必要としない。
 5.施工時の騒音、振動がきわめて低レベルである。
等があげられますが、今回は1と3の理由で採用しています。
BH工法(大口径ボーリング協会HPより)
現場では、BH工法により現地盤から2~3m+支持地盤から2m以上を掘削し、既成のH300を建込み、支持地盤まではモルタル注入して固定し、現地盤までは砂を埋め戻して施工しております。
掘削状況
H300建込
 杭基礎工事は、今週一杯で終わる予定です。

2016年12月9日金曜日

架設工法について

この工事は、クローラクレーン・ベント工法で架設を行います。下の写真に写っている仮橋の上に150tクローラクレーンを載せて、橋桁を橋軸方向に2本づつつないで架設していきます。
3主桁×8=24本の橋桁をA2橋台からA1橋台に向かって4回に分けて架けていきます。
着工前(A2からA1に向かって撮影)
ベントとは、橋桁が全てつながるまでの間、仮に支える橋脚の役割をする物です(下の図のB1・B2がベントです)。
架設図
そして、これがベントの詳細図です。谷間の平らではない斜面に建てるため、地面に杭を打ってその上に組立てます。
ベント図
現在、現場では杭工事を行っております。次回の投稿では杭工事について紹介します。

2016年12月7日水曜日

工事概要

平成28年10月現在、佐久小諸JCT~八千穂IC間(佐久南まで供用済7.8km+事業中14.6km)では、橋梁工事9工事・改良工事13工事・舗装,その他で3工事 計25工事が施工中です。
本工事は、佐久南ICから八千穂ICに約4kmほど向かった所に位置します。
中部横断自動車道(佐久小諸JCT~八千穂IC間)工事等状況図(平成28年10月現在)
現場位置図

平面図
断面図
着工前(八千穂IC方面から佐久南IC方面を撮影)

2016年12月1日木曜日

中部横断自動車道 概要

 中部横断自動車道は、静岡県静岡市を起点に、山梨県甲斐市を経由して長野県小諸市に至る延長132kmの高速自動車国道です。
 中部横断自動車道が整備されることにより、現在整備が進められている新東名高速道路をはじめ、中央自動車道、上信越自動車道が接続され、日本海及び太平洋の臨海地域と長野・山梨県との連携・交流を促進するとともに、沿線の方々が安心して暮らせるネットワークの構築、物流体系の確立や広域的観光ゾーンの開発・支援等に寄与するものと期待されています。
中部横断自動車道 路線図
中部横断自動車道と周辺の道路ネットワーク
八千穂IC(仮称)~佐久南IC

計画の概要
  • 延長      14.6km
  • 道路規格   第1種 第3級
  • 設計速度   2車線(全体計画4車線)
  • 事業主体   国土交通省
八千穂IC(仮称)~佐久小諸JCT